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寒中見舞い
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寒中お見舞い申し上げます。羊の妖怪っていないかなー・・・と、思って調べたけども、いないっぽいので、悪魔バフォメットさんの頭部を山羊から羊に変えて妥協。
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伝承妖怪お題絵:第34回
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メラ:福岡県八女郡串毛村に伝わる。泣き声が赤子そっくりだが赤子の形はしていない。髪が長く山中を歩きまわる際に樹木に髪が引っかかるので泣くのだという。(高橋文太郎『山と人と生活』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の10月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第33回
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アゼハシリ:佐賀地方に伝わる。稲荷や死霊などを呼び出す時に、全然関係ない、位のない狐や狸が出て、のりうつられる者が妙な恰好をすることがあるという。この位のない四つ足をアゼハシリと呼ぶという。(宮武省三『民族と歴史』八巻一号「諸国憑物雑話十二則」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の9月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第32回
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ビシャガツク:福井県坂井郡に伝わる。冬のみぞれが降る夜道を歩いていると、後ろからビシャビシャという足音が聞こえてくるという。これを「ビシャがつく(ビシャが憑く?)」と呼んでいた。(柳田國男『妖怪談義』など)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の8月のお題。なんか前に似たような絵を描いたことがあるような?と、思ったら「静か餅」とあまりかわらなかった・・・。
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伝承妖怪お題絵:第31回
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クサビラ:奈良県吉野郡上北山村に伝わる。麦藁帽を被った子供のような姿で、重さは七、八貫ほどもあるという。楢の木の根返しの所などに現れ、夜は青い光を放って驚かすが、恐ろしいものではなく、声も出さないという。(高橋文太郎『山と人と生活』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の7月のお題。あれ?七、八貫って30kgくらいだから、そんなに大きくないんじゃ・・・と思って調べてみたら現代の日本の9歳児(男女とも)の平均体重が30kgらしいですね。

【クサビラ神】
http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.ht...
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熊本の妖怪
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 侍村の肥前陣は、天正十五年四月、豊臣秀吉の島津征討に呼応して出征した肥前(佐賀藩)の軍勢が陣を構えたところで、その名があるが、黒べこはそこを塒にしていた。
 黒べコは夜になると、黒褌をした裸の大男になって現われ、道行く人たちを驚かすのが得意で、“肥前陣の黒べコ“と言って恐れられていたが、別に悪さをすることはなかったという。
 ところが、水俣の町もだんだんと開け、山の麓も伐採され、チッソの工場も拡がってきて、餌場になっていたところも次第になくなり、また空気も悪くなって暮らしにくくなったからか、暮らし馴れた肥前陣を離れることにした黒ベコは、ある日人間に化け、どこかの船頭さんを騙して長島(鹿児島)に渡してもらったそうな。ところが、この船が長島の海岸に着くなり、その客人は船賃を船頭に払うと船から飛び降り、さっさと山の中に消えて行ったので、不思議に思った船頭がもらった船賃をよく見ると、それは全部木の葉じゃったという話である。

 
水俣市史「民族・人物編」より
http://www.city.minamata.lg.jp/960.html