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2013年2月1日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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AMAKOMA-YA
熊本の妖怪
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国見山の大天狗【クニミヤマノオオテング】:『肥後国誌』によると国見山は大きな岩が転がっていて、山頂に上宮権現が鎮座しているが森も祠もなく、大岩そのものが権現様であり、そこには神の使いである大天狗・小天狗が控えているという。

また、角田豊著『鹿央風土記』には、夕刻になると小天狗が人里に餌を求めて飛んできて、いつまでも遊びほうけている子供を攫っていってしまうとある。夜な夜な宴会騒ぎをしていた彼らだが、明治の終わりに国見山が山火事になった際に殆どが死に絶えてしまったそうだ。

今回の妖怪はこちらのサイトの記述を参考にしています。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~k1058/denset...

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江戸時代の末期まで山鹿市鹿央町の国見山は「霜野山、下の山、下野山」と呼ばれていたそうです。熊本には国見山は10あるそうで、マピオンで「国見山 熊本」と入力しても7つでてきます。国見山多すぎィ!