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トワイライト
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pixivで「ニュームーン(トワイライト・サーガの2作目)」という映画とタイアップしたイラストコンテストをやっていたので参加してみようと思い立ったのが14時過ぎ。ちなみに締め切りは本日23時59分。正直に言うと、前作を観たことも無ければ原作の小説も読んだ事が無いどころか、「トワイライト・サーガ」なるものの存在をコンテストによって初めて知ったという有様。でもwikiと検索にかけて出てきた画像つきで感想を書いてるブログなどを参考にすればそれっぽいのが描けるだろー・・・、とペンタブを握ったものの色まで手は回らないわ、要綱に解像度350・A4サイズ希望とあるのに何故か解像度350・B6サイズで描いてたのに気がついたのが22時。あああ。

とりあえず「その他の版権モノ」のカテゴリに入れたけど、アバウトすぎてファンアートと呼んでいいものやら。多分、色々と間違ってると思います。今日一日何をやっていたのやらという話。
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今月あたまの飛び石連休で「夏のあらし!」を観たので、その感想をば。あまり期待しないで観てみたら、そこそこ面白うございました。

サブタイトルが懐メロのそれになっていて、OPED他、随所に昔のレコードジャケットのパロディや70年代80年代の漫画や特撮のパロディなどが出てきます。私よりも少し上の世代だとピンポイントに心に訴えかけるものがあるのでしょうが、パロディである事はわかっても元ネタがピンとこないものも多くて、恐らくはこのアニメの魅力の半分も堪能してはいないと思います。これらのネタが全てわかるであろう年齢層を考えると、こんな企画がよく通ったなー・・・。

で、この「夏のあらし!」が私が初めて観たシャフトの作品という事になります。会社の名前や新房昭之の名前は数年前からweb上でよく見かけていましたが、その評判通りで映像や表現で良い感じに遊んでいて、製作側も楽しんでるような印象を受けました。登場人物の話す台詞の言葉の選択も作り手の配慮や計算が行き届いてて良い感じでございました。(これは原作のほうの魅力かもしれませんが)


本音を言うと、本編よりも合間合間にある「また、面白い本を読みましたのよ。」 「まあ、それはなんという本かしら。」から始まるミニコントや、宇宙人っぽい作家の紙芝居のほうが面白いという噂も。無論、本編もタイムトラベルを扱った完成度の高い物語ではあるのですがー・・・。タイトルや絵柄から抱いた先入観に反して実態はSFなんて思いもしませんでしたよ。
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↑推測ですが、制作意図としてはこんな感じでしょうか。
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今期のアニメで観ているのは「真マジンガー 衝撃!Z編」と「グインサーガ」のみですが、それらも残すところ数話で終了。これまでの評価はというと面白いのか面白くないのか微妙な感じ。


「真マジンガー 衝撃!Z編」は数話ずつ幾つかのエピソードに分けられているのですが、それらのエピソード全てが緩急でいうところの急、あるいは波でいう高いところばかり。一見すると高いテンションが持続しているかのように見えますが、実際は空回りぎみという印象をぬぐえません。

それらは間に「あしゅら男爵やブロッケン伯爵が機械獣を引き連れて光子力研究所に襲い掛かってくるけどマジンガーZに返り討ちにされる」という変哲もない話を幾つか挟んで(ちゃんと描いて)こそ映えるというものでございます。

おそらくは「作り手が描きたいこと」に対して2クールという期間があまりにも短い為に故意にやっているのでしょうが、「積み重ね」が端折られている為に兜甲児が成長しているようにはあまり感じられないし(マジンガー軍団と打ち解けるまでの描写や菊ノ助さんに修行をつけてもらう描写は一応はあるけど)、ゴッドスクランダーも満を持して登場!という風には感じられなかったし、兜甲児と弓さやかの仲もいつの間にか接近しちゃってるし。そもそも脇役が目立ちすぎてて兜甲児が主人公なのに影が薄いし。

残り数話で化けるとも考えにくいので、個人的な評価はC~C+くらいで終わっちゃうだろうな。1972年~1974年放送のアニメを観ていた世代の人はどんな感想を抱いているのでしょうね。私自身は愛蔵版の漫画やスーパーロボット大戦でしか馴染みの無い世代なので気になります。イメージを重ね合わせて「積み重ね」が端折られてる事が気にならなかったりするのでしょうか。


「グインサーガ」は原作自体も面白いのは辺境編までで、そこから先は右肩下がりなので「こんなものかなー」とも思いますが、作り手側からすれば、文章を読む限りでは違和感無く受け止めていたけども、いざ映像化してみると陳腐だったり四苦八苦した箇所が結構あったんじゃないかな。原作は高校生の頃に中途半端に読んだきりで記憶が曖昧なので断言はできませんが、軍隊の運用や戦闘描写を観ていると特に感じます。「万」という単位は出てくるけど、全然それっぽく無いし。

こちらも残り数話で化けるとも考えにくいので、個人的な評価はC~C+くらいかな。
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現在、「BLOOD+」を2回目の視聴中でございます。最終回のハジの台詞の思いの丈を頭に刻みながら1話目からの彼の挙動を見ていると、作り手の高い構成力と描写力がよく判ります。

他にもハジ関係のみならず、1度目の視聴の時にはさほど深く受け止めなかった演出がチラホラあったりします。「図書館戦争」の時にも思ったけども、Production I.Gにはその辺りの描写能力が他の制作会社とは比較できないほど高いものがありますね。クオリティの高い映像ばかりが評価されているようですが、構成能力や演出面でも評価されるべきだと思います。

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アニメの「ウィッチブレイド(DVD版)」を観ましたよ。キャラクターデザインも作画もストーリー展開も素晴らしいものがありました。根底にあるテーマもGOOD!どうも要素を詰め込みすぎて尺が足りなくなったのではなかろうかという最終回さえ、もう少しなんとかなっていたら自分の中での最高ランクのアニメになっていたかもしれません。


(以下、ネタばれを含みます)
最終回についてですが、「ウィッチブレイドの装着者は戦いの果てに破滅が待ち受ける」という前提に対し、「貝殻のおまじない」という雅音の生還に期待を持たせる演出があったわけで、それらを踏まえると物語の一番しっくりくる結末の描き方は「雅音が言い伝えの通り死んでしまったのか、あるいは娘・梨穂子(と鷹山)の元に帰還する事ができたのか視聴者側の解釈によっていかようにも取れる」といったものが個人的には正解だったように思います。

実際の最後の場面で雅音が光の中に消えてしまった後、貝殻の片割れのみ梨穂子の手の中に戻るのは最終決戦の前の雅音が梨穂子に言った「消えてしまっても私は傍にいる」という台詞を踏まえてのものでしょうが、あまりにも物語の途中で語られた「約束された結末」そのままなんですよねー・・・。

あるいは「約束された結末」にヒネリもなく突き進むならば、大量に押し寄せるアイウェポンや、まりあ達・第二世代ネオジーンに、これでもかというくらいにフルボッコにされるといった悲愴感を前面に打ち出す為の演出が欲しかったな。そうするには尺が足りなかったのでしょうけど、既に雅音の身体はボロボロで梨穂子の料理の味すらわからなくなっていたという良い感じの演出が最終決戦の前にあっただけに勿体無いように思いました。

この「ウィッチブレイド」は「BLASSREITER」の時と同じで、最終回の1話前くらいまでは賞賛できる出来だったわけでございます。(正確には「BLASSREITER」は終盤のヒロシマがどうのと言い出したあたりから既に雲行きが怪しくなってはいたけども。)いや、どちらも最終回が赤点の出来だったわけではないのですが、もう少しなんとかなっていたら作品全体の評価も大きく変わっていたのではなかろうかという歯がゆさがなんとも。

これは製作会社が同じだからでしょうか。wikiで作品リストを見てみたところ、私はゴンゾのアニメは「戦闘妖精雪風(このアニメも予定調和的な結末だったような気が)」と「BLASSREITER」、「ウィッチブレイド」しか観た事が無いようなので断言はできませんが、これが噂のゴンゾの病というやつなのかなー・・・。

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今更ながら「崖の上のポニョ」を観ました。

映像や色彩、キャラクターデザインのコミカルさは目を見張るものがありました。でもストーリーの方は、高波によって封鎖されている道路を子供を乗せたままの車で強行突破するリサの判断に疑問を感じたり(結果的には町のほとんどは水没して崖の上にあるリサたちの家は沈まなかったので正解だったかもしれませんが)、5歳児の「好き」は「愛してる」と同義語ではないよなー・・・とか、最後のキスはソースケの方からするんじゃないのかYO!など色々と思わずにいられませんでしたが、深く考えたら負けなんだろうな。根は良い人かもしれないけれど疑り深くて口の悪いお婆さん(トキさん)の存在は、そういう風に色々考えてしまう大人への当てつけ的な意味合いがあるのでしょうね。

時間があっという間に過ぎる面白いアニメでした。
余韻は全く残らなかったけど。
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ちまちまとGWくらいから視聴していた「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ(第1シーズン)」を観終わりましたよ。これがなかなか面白うございました。

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ウェブ上の記事で初めて↑の画像を見た時には、いかにもC級感あふれるような印象を持ったものでした(攻殻機動隊っぽくて)。確かに登場するターミネーターを演じる役者さんも(敵も味方も)小粒で映画と比べると見劣りしますが、2.3話ほど観終わると気にならなくなります。

この手の話のパターンだと、結局は審判の日を止める事が出来ずに、挙句に「スカイネット誕生の切っ掛けがジョンやサラが干渉した為」だったり、「人間の感情を知ろうとしているジョンを守る女性型ターミネーターが、スカイネットが誕生しないとなると自分の存在が消え、彼と逢えなくなるから土壇場でー・・・」といった結末かな、なんて想像をしていたりしますが、サラ・コナーがスカイネットの誕生に関係するであろう人間を殺す事に対し冷酷になれなかったり、未来から来たジョンの伯父(しかもスカイネットに何かされているっぽい)に出会ったりと、先の展開が読みやすそうで読み難くなっています(想像しうる展開の選択肢が多いという意味で)。このあたりが魅力かな。

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Super!drama TVで6月から放送するようなので、ケーブルテレビやスカパーに加入している人は一度観てみるといいかも。
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シムーンを第1話から最終回まで一気に観ましたよ。なんだかんだでタイタニアも途中で挫折してしまったし、今年に入ってからまともに観た最初のアニメでございます。ちなみに2006年制作のアニメだそうです。

この物語に登場する人類は生まれてくる時は全て女性であり、17歳の誕生日を迎えると泉に赴き儀式を受ける事によって男女の性を選択し、大人になるという設定。萩尾望都の漫画に似たような種族が登場する作品があったなー、と思いつつ観ていたのですが、これがかなり面白いアニメでございました。

主人公達シムーン・シヴュラは、性の選択をする前の少女達で構成された巫女の中でも飛行艇シムーンに乗ることが許されるエリートの事。本来はシムーンの描く軌跡で神に捧げる模様を空に描き儀式を執り行うのが役目であるものの、隣接する国々との戦争でシムーンの戦闘能力を頼られ戦場に駆り出されることになったという背景。

ストーリーは、(序盤にそれらしい話は中途半端にあるものの)戦争の凄惨さを訴える事よりも、部隊(コール・テンペスト)内の感情の入り乱れた人間模様を描くことの方に比重が置かれています。彼女達はシムーンによって相当な数の敵国兵士を殺しているはずなのに罪悪感が希薄に見えるのは題目があるからなのでしょうが、そのあたりが妙な感じといえば妙な感じではあります。(和平という名の敗戦の後、母艦に乗り込んできている敵国兵士を見て言及する場面はありますが。)

ただし、それ以外の心理描写は感情移入に足るものでした。ラストの性の選択をし大人になった者たちの、ハッピーエンドばかりではない突き放された現実の中、前向きに進もうとする描写も素晴らしいものでした。さらには永遠の少女を選んだ者達に「大人になる事を選択しなかった事で迎えるつらい未来(夢を追い続けるにしても時間制限がありますよ、という含み)」が示唆されているあたり、製作者の思い描くところのテーマが感じられる良い閉め方でございました。時折崩れている作画と覚え難い名前や用語で損している向きはありますが、個人的にはA評価をあげたいアニメです。
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↑フロエ。少女時代と大人になってからのギャップが一番激しく驚くこと間違いなし。最終回では地に足をつけて未来を考えることができる人間になったのに、手元に届いたのは・・・と、主人公達とは別の意味で物語の持つテーマを象徴しているような人。端役と思っていたので最終回は二重の意味でビックリ。