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伝承妖怪お題絵:第38回
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ナナカマス:兵庫県城崎郡竹野町奥須井に伝わる。四国から遊びに来ていたお姫様が“ななかます”と呼ばれる海で溺れ死んだ。それからその海を船が通ると亡霊が「伊予や讃岐の者なれど今は住む住むななかます」と悲しい声で歌ったという。(『但馬海岸 但馬海岸地区民俗資料緊急調査報告書』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2月のお題。骸骨として描くか、高橋葉介先生が描く様なドザエモンっぽく描くか迷ったけど、前者にしました。
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伝承妖怪お題絵:第37回
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イクチ:茨城県の外海に現れた。体の太さはそれ程でもないが、長さが数百丈もある魚であり、これが船の上を通り過ぎる時に体から油を夥しく落とし、掻き出さなければ船が沈んでしまうという。(津村正恭『譚海』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の1月のお題。「うしおととら」を読みたくなってきたー。今年の夏にアニメ化するらしいですね。
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伝承妖怪お題絵:第36回
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オンボノヤス:福島県に伝わる。深山幽谷には天狗の他にオンボノヤスがいて、霧を吹いてくるので用心しなければならないという。(蒲生明『民間伝承』五巻十号「妖怪語彙」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2014年12月のお題。霧を吹きかけて道に迷わせる妖怪だそうなんですが、口から吐くのでは普通だよね、って事でスカンクをイメージして、さらに毛もむしってみました。
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伝承妖怪お題絵:第35回
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頬撫で【ホオナデ】:山梨県南都留郡に伝わる。暗い小道を通ると、青白い手が暗闇から現れて頬を撫でるという。(伊藤堅吉『道志七里』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2014年11月のお題。文章でイメージが出来てしまってるので描く際に差を出しにくいお題でした。水木先生はススキの穂先が手になってる姿で描いてるんよね・・・。
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伝承妖怪お題絵:第34回
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メラ:福岡県八女郡串毛村に伝わる。泣き声が赤子そっくりだが赤子の形はしていない。髪が長く山中を歩きまわる際に樹木に髪が引っかかるので泣くのだという。(高橋文太郎『山と人と生活』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の10月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第33回
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アゼハシリ:佐賀地方に伝わる。稲荷や死霊などを呼び出す時に、全然関係ない、位のない狐や狸が出て、のりうつられる者が妙な恰好をすることがあるという。この位のない四つ足をアゼハシリと呼ぶという。(宮武省三『民族と歴史』八巻一号「諸国憑物雑話十二則」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の9月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第32回
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ビシャガツク:福井県坂井郡に伝わる。冬のみぞれが降る夜道を歩いていると、後ろからビシャビシャという足音が聞こえてくるという。これを「ビシャがつく(ビシャが憑く?)」と呼んでいた。(柳田國男『妖怪談義』など)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の8月のお題。なんか前に似たような絵を描いたことがあるような?と、思ったら「静か餅」とあまりかわらなかった・・・。
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伝承妖怪お題絵:第31回
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クサビラ:奈良県吉野郡上北山村に伝わる。麦藁帽を被った子供のような姿で、重さは七、八貫ほどもあるという。楢の木の根返しの所などに現れ、夜は青い光を放って驚かすが、恐ろしいものではなく、声も出さないという。(高橋文太郎『山と人と生活』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の7月のお題。あれ?七、八貫って30kgくらいだから、そんなに大きくないんじゃ・・・と思って調べてみたら現代の日本の9歳児(男女とも)の平均体重が30kgらしいですね。

【クサビラ神】
http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.ht...
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伝承妖怪お題絵:第30回
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ドウサイ:岐阜県大野郡丹生川村に伝わる。ドウサイとは蟇のこと。山小屋で夜を明かす杣人たちの所に、行灯の灯で糸車を回す美しい女に化けて現れたという。行灯を鉄砲で撃つと、目に弾が当たったドウサイが死んでいたという。(新田貞子『ひだびと』四巻六号「飛騨の昔話と傳説 丹生川村の昔話」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の6月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第29回
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ヤツカハギ:群馬県利根郡水上町湯ノ小屋に伝わる。尾瀬に住むが、オオユウ(大きな洞穴)を中宿にして、各地で悪事をしたという。オオユウの奥へ藤のつるを伝って出入りしていたので、奥に入った所でつるを切られ、外に出られずに餓死したという。(『群馬県民俗調査報告書13 水上町の民俗』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の5月のお題・・・なんですが、参考にしちゃったのがこちらという・・・。

岩穴に住むヤツカハギという大男は秋になると部落に稲を取りに来る。部落の人があとをつけると、翌日から出てこなくなった。翌年から伝染病が流行したので、ヤツカハギ様として祭った。(上野勇『上毛民俗』40号「利根の妖恠・幽霊」)

八束脛という名前の通り、脛を長く描いております。