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伝承妖怪お題絵:第39回
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サエゾボン:富山県砺波市に伝わる。サエゾとは腸チフスのことで、これが重症の時には病人の足許に沢山のボン(坊さん)が来て体を押さえたり揺すったりしているという。気力でこれを追い払えれば恢復するという。(林宏『とやま民俗』通巻十一号「砺波地方怪恠譚(二)」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の3月のお題。朦朧とした意識の中で見た幻覚っぽいようなイメージで描きました。顔はチフス菌っぽく・・・と、言いたいところですが、画像検索にかけて一番上にあったものがたまたま二個くっついてただけで、通常は一個の丸に毛が生えてる姿のようです。
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伝承妖怪お題絵:第38回
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ナナカマス:兵庫県城崎郡竹野町奥須井に伝わる。四国から遊びに来ていたお姫様が“ななかます”と呼ばれる海で溺れ死んだ。それからその海を船が通ると亡霊が「伊予や讃岐の者なれど今は住む住むななかます」と悲しい声で歌ったという。(『但馬海岸 但馬海岸地区民俗資料緊急調査報告書』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2月のお題。骸骨として描くか、高橋葉介先生が描く様なドザエモンっぽく描くか迷ったけど、前者にしました。
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伝承妖怪お題絵:第37回
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イクチ:茨城県の外海に現れた。体の太さはそれ程でもないが、長さが数百丈もある魚であり、これが船の上を通り過ぎる時に体から油を夥しく落とし、掻き出さなければ船が沈んでしまうという。(津村正恭『譚海』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の1月のお題。「うしおととら」を読みたくなってきたー。今年の夏にアニメ化するらしいですね。
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伝承妖怪お題絵:第36回
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オンボノヤス:福島県に伝わる。深山幽谷には天狗の他にオンボノヤスがいて、霧を吹いてくるので用心しなければならないという。(蒲生明『民間伝承』五巻十号「妖怪語彙」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2014年12月のお題。霧を吹きかけて道に迷わせる妖怪だそうなんですが、口から吐くのでは普通だよね、って事でスカンクをイメージして、さらに毛もむしってみました。
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伝承妖怪お題絵:第35回
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頬撫で【ホオナデ】:山梨県南都留郡に伝わる。暗い小道を通ると、青白い手が暗闇から現れて頬を撫でるという。(伊藤堅吉『道志七里』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2014年11月のお題。文章でイメージが出来てしまってるので描く際に差を出しにくいお題でした。水木先生はススキの穂先が手になってる姿で描いてるんよね・・・。