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伝承妖怪お題絵:第43回
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フクマカブセ:滋賀県甲賀郡信楽町多羅尾に伝わる。道を歩いていると、ふっと目の周りが暗闇になるが、これはフクマカブセにカブセラレタのだという。これは川べりや橋のたもとにいるもので、白い布のようなものをかぶせるのだという。(国学院大学民俗学研究会『年刊民俗採訪』昭和三十七年)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の7月のお題。


夜、川のそばを歩いていると、あたりが急に暗くなって川の中に落ちることがあり、フクマカブセにかぶせられたという。フクマカブセは多羅尾家のお屋敷の下、大井の家の下、文久屋敷の下の、3ヶ所にいるといわれる。(中京大学郷土研究会『中京民俗』通巻14号1977年)

川のそばにガスか何か出てて立ちくらみしやすい場所があって、その犯人が狸だと思われて発生した伝承かな?
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伝承妖怪お題絵:第42回
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賢淵【カシコブチ】:宮城県仙台市に伝わる。ある男がこの淵で釣りをしていたら、小さな蜘蛛が淵から出て、男の足先に黒いものを付けていった。男がそれを柳の木に擦り付けると、木は倒れて淵に落ちた。すると淵から「賢い賢い」と声がしたので、この名が付いたという。(『綜合日本民俗語彙』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の6月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第41回
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キンタカコウ:宮崎県東臼杵郡西郷村田代に伝わる。犬神のようなものだが位は高く、よく人に食らいつく。憑かれた者は風持ちと呼び、子供が憑かれると大人でも言えないような事を幾らでも喋るという。(国学院大学民俗学研究会『年刊民俗採訪』昭和三十八年)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の5月のお題。
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伝承妖怪お題絵:第40回
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チリモヌ:ザヒモンとも。鹿児島県奄美大島に伝わる。人が死んだ時に、死体の下に敷いたむしろなどに宿るという。また、これに股をくぐられると病気になってしまうという。色は薄黒く、尾は短く、豚の子のようで猫にも似ているという。(名越左源太『南島雑話』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の4月のお題。ちょっと豚そのまますぎかなぁ。=3=3さんが描いてたように猫のような模様を描き入れて猫っぽさを表現したほうがよかったかも。
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伝承妖怪お題絵:第39回
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サエゾボン:富山県砺波市に伝わる。サエゾとは腸チフスのことで、これが重症の時には病人の足許に沢山のボン(坊さん)が来て体を押さえたり揺すったりしているという。気力でこれを追い払えれば恢復するという。(林宏『とやま民俗』通巻十一号「砺波地方怪恠譚(二)」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の3月のお題。朦朧とした意識の中で見た幻覚っぽいようなイメージで描きました。顔はチフス菌っぽく・・・と、言いたいところですが、画像検索にかけて一番上にあったものがたまたま二個くっついてただけで、通常は一個の丸に毛が生えてる姿のようです。
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伝承妖怪お題絵:第38回
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ナナカマス:兵庫県城崎郡竹野町奥須井に伝わる。四国から遊びに来ていたお姫様が“ななかます”と呼ばれる海で溺れ死んだ。それからその海を船が通ると亡霊が「伊予や讃岐の者なれど今は住む住むななかます」と悲しい声で歌ったという。(『但馬海岸 但馬海岸地区民俗資料緊急調査報告書』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2月のお題。骸骨として描くか、高橋葉介先生が描く様なドザエモンっぽく描くか迷ったけど、前者にしました。
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伝承妖怪お題絵:第37回
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イクチ:茨城県の外海に現れた。体の太さはそれ程でもないが、長さが数百丈もある魚であり、これが船の上を通り過ぎる時に体から油を夥しく落とし、掻き出さなければ船が沈んでしまうという。(津村正恭『譚海』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の1月のお題。「うしおととら」を読みたくなってきたー。今年の夏にアニメ化するらしいですね。
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伝承妖怪お題絵:第36回
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オンボノヤス:福島県に伝わる。深山幽谷には天狗の他にオンボノヤスがいて、霧を吹いてくるので用心しなければならないという。(蒲生明『民間伝承』五巻十号「妖怪語彙」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2014年12月のお題。霧を吹きかけて道に迷わせる妖怪だそうなんですが、口から吐くのでは普通だよね、って事でスカンクをイメージして、さらに毛もむしってみました。
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伝承妖怪お題絵:第35回
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頬撫で【ホオナデ】:山梨県南都留郡に伝わる。暗い小道を通ると、青白い手が暗闇から現れて頬を撫でるという。(伊藤堅吉『道志七里』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の2014年11月のお題。文章でイメージが出来てしまってるので描く際に差を出しにくいお題でした。水木先生はススキの穂先が手になってる姿で描いてるんよね・・・。