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熊本の妖怪
シバカキ【シバカキ】:熊本県玉名郡に伝わる。夜に路傍で石を投げるものだという。(柳田國男『妖怪談義』)
シバカキは、熊本県玉名郡南関町に伝わる妖怪。夜、外を歩いているときに路傍から石を投げてくるといわれている。正体について言及した伝承は確認されていないが、単なるほかの人間の悪戯が妖怪と見なされたとの説もある。(wikipediaの「シバカキ」の頁より。)
名前から推測するに、柴の垣根のある家に排他的な人物か一家が住んでいたのではないかと思います。石を投げるのは侵入者を拒む目的があるか、あるいは追い出すという行為でしょう。で、近所の住民が「柴の垣根のある家には何をされるかわからないから近づくな」と戒めていたものが「シバカキには近づくな」→「シバカキがいるから近づくな」と変化したのではないかなぁ。昔は誰もが苗字を持てたわけではないし、鼻つまみ者の渾名が転じたものはないかな、と。まぁ妄想ですけど。
イラストのシバカキは柴の垣根でテリトリーを築きつつ、侵入者は石を投げて攻撃するけど、自分たちのテリトリーに入った品物に関しては自分たちのものだと主張する強欲妖怪夫婦、みたいなイメージで描いています。
シバカキ【シバカキ】:熊本県玉名郡に伝わる。夜に路傍で石を投げるものだという。(柳田國男『妖怪談義』)
シバカキは、熊本県玉名郡南関町に伝わる妖怪。夜、外を歩いているときに路傍から石を投げてくるといわれている。正体について言及した伝承は確認されていないが、単なるほかの人間の悪戯が妖怪と見なされたとの説もある。(wikipediaの「シバカキ」の頁より。)
名前から推測するに、柴の垣根のある家に排他的な人物か一家が住んでいたのではないかと思います。石を投げるのは侵入者を拒む目的があるか、あるいは追い出すという行為でしょう。で、近所の住民が「柴の垣根のある家には何をされるかわからないから近づくな」と戒めていたものが「シバカキには近づくな」→「シバカキがいるから近づくな」と変化したのではないかなぁ。昔は誰もが苗字を持てたわけではないし、鼻つまみ者の渾名が転じたものはないかな、と。まぁ妄想ですけど。
イラストのシバカキは柴の垣根でテリトリーを築きつつ、侵入者は石を投げて攻撃するけど、自分たちのテリトリーに入った品物に関しては自分たちのものだと主張する強欲妖怪夫婦、みたいなイメージで描いています。
熊本の妖怪
白坊主【シロボウズ】:熊本県天草郡本渡町の中央にあるクスノキの中に住み着いている白髪の老婆が白坊主の母親だといい、そのクスノキのそばを夜に通ると、老婆が白坊主の着物のための糸を紡ぐギーギーという音が聞こえたという。この木を切ったところ、真っ赤な血があふれ出したといわれる。(wikipediaの「白坊主」の頁より。)
同じ名称の伝承が各地にあるけど、容姿も内容も異なる白坊主さん。特に熊本のは、「それって白坊主ではなく、白坊主の母親の伝承なんじゃね?白坊主本人は登場しないし!」と、いうことで熊本に伝わる「白坊主の母」の絵です。老婆の口から出ていいるウネウネは『百鬼ノ図』の白坊主を拝借してます。
夢の無い話をするならば、遠い昔にクスノキにのそばにアルビノか色素の薄い子供を持った母親が住んでいたのではなろうかと思います。「この木を切ったところ、真っ赤な血が~」のくだりからは、迷信深い時代であるゆえに気味悪がられた挙句に親子は殺されてしまい、それがこの伝説の元になったのではと推測するのだけど、飛躍しすぎだろうか。
1898年12月21日に町山口村が本渡町に改名。最終的に2006年3月27日に天草市と合体するまでに本渡町の名前で近隣とくっつきまくって時期によって本渡町の指す地域の広さが全然違うんだけど・・・。元となった文献がいつ書かれたのかわからないので、がとりあえず1898年の段階の本渡町の真ん中あたりに赤丸を置いてあります。
白坊主【シロボウズ】:熊本県天草郡本渡町の中央にあるクスノキの中に住み着いている白髪の老婆が白坊主の母親だといい、そのクスノキのそばを夜に通ると、老婆が白坊主の着物のための糸を紡ぐギーギーという音が聞こえたという。この木を切ったところ、真っ赤な血があふれ出したといわれる。(wikipediaの「白坊主」の頁より。)
同じ名称の伝承が各地にあるけど、容姿も内容も異なる白坊主さん。特に熊本のは、「それって白坊主ではなく、白坊主の母親の伝承なんじゃね?白坊主本人は登場しないし!」と、いうことで熊本に伝わる「白坊主の母」の絵です。老婆の口から出ていいるウネウネは『百鬼ノ図』の白坊主を拝借してます。
夢の無い話をするならば、遠い昔にクスノキにのそばにアルビノか色素の薄い子供を持った母親が住んでいたのではなろうかと思います。「この木を切ったところ、真っ赤な血が~」のくだりからは、迷信深い時代であるゆえに気味悪がられた挙句に親子は殺されてしまい、それがこの伝説の元になったのではと推測するのだけど、飛躍しすぎだろうか。
1898年12月21日に町山口村が本渡町に改名。最終的に2006年3月27日に天草市と合体するまでに本渡町の名前で近隣とくっつきまくって時期によって本渡町の指す地域の広さが全然違うんだけど・・・。元となった文献がいつ書かれたのかわからないので、がとりあえず1898年の段階の本渡町の真ん中あたりに赤丸を置いてあります。
熊本の妖怪
twitterで相互フォローしている方が妖怪関係の郷土玩具について調べていらっしゃったので、熊本には「お化けの金太」がいるぞー!と主張しようと思って調べてみました。
熊本城がつくられている頃に「おどけの金太」という有名なひょうきん者がいたそうで、元々はそれの玩具だったのが、いつしか名が変化し「お化けの金太」になったとか。由来を聞くとお化けの玩具と言ってよいのかわからなくなったという・・・。赤い顔してるのに!気持ち悪い目をしてるのに!舌を出すのに!どうりでWikipediaの熊本の妖怪のところにいないはずだよ!築城の際の事故で死んだおどけの金太が化けてでたとか気の利いた事をいっておくれよ!
twitterで相互フォローしている方が妖怪関係の郷土玩具について調べていらっしゃったので、熊本には「お化けの金太」がいるぞー!と主張しようと思って調べてみました。
熊本城がつくられている頃に「おどけの金太」という有名なひょうきん者がいたそうで、元々はそれの玩具だったのが、いつしか名が変化し「お化けの金太」になったとか。由来を聞くとお化けの玩具と言ってよいのかわからなくなったという・・・。赤い顔してるのに!気持ち悪い目をしてるのに!舌を出すのに!どうりでWikipediaの熊本の妖怪のところにいないはずだよ!築城の際の事故で死んだおどけの金太が化けてでたとか気の利いた事をいっておくれよ!
天火【テンカ、テンビ、テンピ】:熊本県天草諸島の民俗資料『天草島民俗誌』には以下のような伝説がある。ある男が鬼池村(現・天草市)へ漁に出かけたが、村人たちによそ者扱いされて虐待され、それがもとで病死した。以来、鬼池には毎晩のように火の玉が飛来するようになり、ある夜に火が藪に燃え移り、村人たちの消火作業の甲斐もなく火が燃え広がり、村の家々は全焼した。村人たちはこれを、あの男の怨霊の仕業といって恐れ、彼を虐待した場所に地蔵尊を建て、毎年冬に霊を弔ったという。(wikipediaの「天火」の頁より。)
熊本県玉名郡南関町で、天上より落ちる怪火。彗星とは違うという。提灯の火くらいで尾を曵かず、屋上に落ちれば火事になるという。(『民俗語彙』)