熊本の妖怪
山女【やまおんな】:東北地方、岡山県、四国、九州など、ほぼ全国各地に伝わっている。山女の名は民俗資料、中世以降の怪談集、随筆などに記述がある。
各伝承により性質に差異はあるものの、多くは長い髪を持つ色白の美女とされる。服装は半裸の腰に草の葉の蓑を纏っているともいうが、樹皮を編んだ服を着ている、十二単を着た姿との説もある。
熊本県下益城郡でいう山女は、地面につくほど長い髪に節を持ち、人を見ると大声で笑いかけるという。あるときに山女に出遭った女性が笑いかけられ、女性が大声を出すと山女は逃げ去ったが、笑われた際に血を吸われたらしく、間もなく死んでしまったという。(wikipediaの「山姫」の頁より。)
笑いかけて相手の気を引いてる隙に髪の毛を刺して髪の毛が血を吸う、というイメージで描きました。櫛を持たせて熊本の山女である事をアピール。
正体は狂った女性と言われていますが、狂っていなくとも、嫁いだ先の待遇が酷くて逃げ出したものの故郷に戻ることも許されなかったり(昔は女性の身分が低かった上に体裁もあったろうし)、災害や疫病で家族を失って天涯孤独になったところを悪人に土地や家を奪われて流浪の身になったり、そんなサバイバル生活を余儀なくされた女性もベースになってるんじゃないかな。十二単を着た山女は流刑になった貴人だったり、勘当された貴人だったり、謀略に巻き込まれて山に捨てられた貴人だったり。
背景はwikipediaの「山姫」の頁にある鳥文斎栄之・画『模文画今怪談』より、下野那須野(現・栃木県)で討ち取られた山女の図の背景を部分的に模写しています。
山女【やまおんな】:東北地方、岡山県、四国、九州など、ほぼ全国各地に伝わっている。山女の名は民俗資料、中世以降の怪談集、随筆などに記述がある。
各伝承により性質に差異はあるものの、多くは長い髪を持つ色白の美女とされる。服装は半裸の腰に草の葉の蓑を纏っているともいうが、樹皮を編んだ服を着ている、十二単を着た姿との説もある。
熊本県下益城郡でいう山女は、地面につくほど長い髪に節を持ち、人を見ると大声で笑いかけるという。あるときに山女に出遭った女性が笑いかけられ、女性が大声を出すと山女は逃げ去ったが、笑われた際に血を吸われたらしく、間もなく死んでしまったという。(wikipediaの「山姫」の頁より。)
笑いかけて相手の気を引いてる隙に髪の毛を刺して髪の毛が血を吸う、というイメージで描きました。櫛を持たせて熊本の山女である事をアピール。
正体は狂った女性と言われていますが、狂っていなくとも、嫁いだ先の待遇が酷くて逃げ出したものの故郷に戻ることも許されなかったり(昔は女性の身分が低かった上に体裁もあったろうし)、災害や疫病で家族を失って天涯孤独になったところを悪人に土地や家を奪われて流浪の身になったり、そんなサバイバル生活を余儀なくされた女性もベースになってるんじゃないかな。十二単を着た山女は流刑になった貴人だったり、勘当された貴人だったり、謀略に巻き込まれて山に捨てられた貴人だったり。
背景はwikipediaの「山姫」の頁にある鳥文斎栄之・画『模文画今怪談』より、下野那須野(現・栃木県)で討ち取られた山女の図の背景を部分的に模写しています。