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遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年も早10日。HP「豆腐嬢」も今秋まで続けば丸10年だったりするわけですが、今年は年賀イラストすらありません。年末年始は何をやってたっけかな。

そういえば、年末年始に世界遺産や歴史モノ、美術モノの特番が結構ありましたね。昨日、BS-hiの「夢の美術館 圧巻!黄金のイタリア芸術」を観ましたが面白うございました。合間合間に入る著名人へのインタビューは一番初めのcobaさんのものは「音楽畑の人も美術畑の人と同じ事を言うんだなぁ」と共感できるものでしたが、それ以外の人たちは番組テーマを無理やりこじつけて喋らされてる感があって無駄な時間と言えなくも。それでも民放の同じような番組に比べたら無駄な時間は少ないんですけどね。ただ4時間は長かった。


7日にはアニマックスで「ウルヴァリン」が放送開始しましたね。前の番組「アイアンマン」は話は王道ベタで細やかな設定や描写に突っ込みどころ満載なんだけど、勢いはあって時計を気にすることなく30分がすぐに過ぎる番組でした。(面白いかと問われれば言葉を濁してしまいますが、昔のアニメみたいという形容が似合うかも)。「ウルヴァリン」はと言いますと、(1話を観た感じでは)勢い的には話が進んでいるように見えるけど実はあまり進んでいない上に、「アイアンマン」の時と同じで細やかな描写や台詞回しの酷さが目に付くという有様。途中で二度ほど時計を見たので「アイアンマン」より退屈かも。

もうひとつ言うと、ウルヴァリンは従来のアニメやアメコミでの姿は身長が低めで筋肉ダルマで毛深くてワイルドというより小汚いイメージの人なのに、このアニメのウルヴァリンはスマートなイケメンなんですよね・・・。脳みそまで筋肉で雄叫びを上げる行動は他の作品のウルヴァリンと同じなんだけど、違和感がぬぐえないというか、X-Men: Evolutionやゲームや映画のウルヴァリンが頭の中でちらついて気になって仕方が無いという。もう2.3話付き合ってみて視聴の継続を決めようかな、というところ。

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↑ニクジさんという方が格闘ゲームのストリートファイター2のキャラクターがイケメン化したというギャグ漫画をwebで公開なさっている(http://blogs.yahoo.co.jp/nikujikun)のですが、マッドハウス版のウルヴァリンを見る度にそれを思い出さずにいられないという絵でございます。
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昨日、仕事帰りの電車で若い男女の会話が聞こえていたのですが、女性が共通の知人と思しき人物の髪型を「アイアンマンみたい」と。男性の方がピンとこなかったらしく、すぐに別の話に切り替わったのですが、似てるのはトニー・スタークの髪型なんだろうか、それともアイアンマンスーツのあの頭だろうかと気になって仕方がありませんでしたよ!

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名前も似てるしカラーリングも割と近いものがあるし、ネタとしては誰でも思いつきそうなのに見たこと無いなと思いつつ描いてみましたが、アンパンマンの顔といえば大きな特徴は鼻とほっぺなわけで、のっぺりした顔のアイアンマンでは再現が無理だという罠。ロゴを隠したら何の絵かわからないね。
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HP「豆腐嬢」の更新が2ヵ月半くらい滞っていますが、その間に何をやっているかというと、アニメを観てここに感想を書いてるだけという酷い有様でございます。「とある魔術の禁書目録」と「とある科学の超電磁砲」を観ましたよ。


2chのまとめサイトでよく名前を聞くアニメなので観てみようと思ったのですが、「とある魔術の禁書目録」の方は正直に言ってあまり面白くありませんでした。原作のラノベを読んだ事がある人は違うのかもしれませんが、前知識が全く無い私の印象としては、物語を語る上で押さえておくべき描写や台詞が時折すっぽ抜けているのではなかろうか思わざるをえないような釈然としない箇所があるのと(第7話からの三沢塾関連の話あたりは特に)、主人公である上条くんの行動原理や物言いに感情移入できないのがその理由。さらに、基本的に敵役の描き方が「非があるものの言わんとする事はわからないでもない」と視聴者が思うようなスタイルなので、上条くんが決め台詞と説教を垂れつつ倒してもカタルシスが無いんですよね。しかもその主張も「なんで当事者でもないお前がそこまで言えるんだよ」という感じだし。消化不良が常につきまとうアニメでした。あ、第19話「打ち止め(ラストオーダー)」と第20話「最終信号(ウィルス・コード)」は結構面白かったかな。個人的な評価はC。


で、「とある科学の超電磁砲」。「とある魔術の~」のスピンオフ作品ということで、本家の方がイマイチだったので気が進まないまま観てみたのですが、これが物凄く面白うございました。全24話の中で物語の波がきちんとつくられていて、情報の出し方も登場人物たちの行動原理も感情の機微も、伏線の張り方も回収の仕方もお手本を見るかのように見事でした。「とある魔術の~」と同じ作家の作品と思えないくらいに(※あくまでアニメを観た上のでの感想です)。

主人公達のグループの中で唯一超能力を持たない普通の人である佐天さんの物語の中における使い方が上手いこと上手いこと!終盤、超能力者のみに効果がある機械を止める為に、超能力を持たない彼女に見せ場が与えられたのもさることながら、第14話「特別講習」での持久走をきっかけとした佐天さんの心の変化が物語終盤で仲間を救うために必死に階段を駆け上る姿とが重なった時にはもう!

木山せんせいが物語前半だけでなく後半にも絡んできたのにも心踊りました(こっちを詳しく書くとネタバレしてしまうので省きますが)。

ネットの噂に誘われて「とある魔術の禁書目録」をひととおり観たものの「何だかなぁ」と思ってしまった人は「とある科学の超電磁砲」も観てみる事をオススメします。ホントに。「とある魔術の禁書目録」がつまらなかったので余計に「とある科学の超電磁砲」が引き立って感じた可能性もあるけど個人的な評価はA。
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シジュウカラ
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名刺に入れる用途で頼まれて描いたシジュウカラ。熊本市の市鳥。渡された名刺のレイアウトから高さ1.5センチ・横幅1.5センチくらいになるようだったので、出来るだけ簡略して描いたけども見栄えとしてはどうなんだろ。原寸ならともかく、レイアウトどおりのサイズに縮小されると厳しいかも。
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スレイド
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ハロウィンのイラストを描こうと思ったもののネタが浮かばなかったので、何となくtwitterを見てみたらslade_botが目に入ったので衝動的に描いてみた。
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映画「シャーロック・ホームズ(2009)」を観ましたよ。ホームズ役が「アイアンマン」のトニー・スターク役で御馴染みロバート・ダウニー・Jrで、ワトソン役が「スカイキャプテン」のスカイキャプテン役で御馴染みのジュード・ロウ。こう思うのは少数派かもしれないけど、ジュード・ロウとユアン・マクレガーって角度によっては何となく雰囲気が似てるわけでございます。で、ユアン・マクレガーが演じていたオビ=ワン・ケノービの声を当てていた声優さんがワトソンの声を当てていたので、映画の冒頭は頭の中でイメージが重なって慣れるまで妙な感じでした。アナキンに振り回されるオビ=ワンよろしく、ワトソンもホームズに振り回されて気苦労が絶えない役どころだし。ホームズもトニー・スタークの吹き替えを担当している声優さんが声も当てていたので、こちらもイメージが重なって慣れるまで妙な感じでした。原作やジェレミー・ブレットがホームズを演じるドラマではワトソンは普通の人で、読者視点担当、という感じですが、この映画のワトソンはより相棒らしく血気盛んな性質で何だかんだといいつつも面倒見がよく、ホームズの方が依存してるような感じで二人の関係が面白うございました。

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それはそうとHP(豆腐嬢)の更新が滞ってニヵ月近くになりますねー。今年も一ヶ月あたりの平均更新回数が1を割り込みそう。
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なんだか海外ドラマを観る時間が大幅に減ってる気がする今日この頃。まともに視聴してるのはFOXチャンネルのNCISくらい。そういえばFOXチャンネルのBONESなど数タイトルのDVDのコンパクトBOXが定価4990円で売られていますね(アマゾンで買うと4000円ちょいくらい)。20数話入ってこの値段はかなりお得です。NCISのは出ないのかなー。日本語吹き替えで派手にコケた感があるので厳しいかな。


それはさておき、前の日記で「舞-HiME」というアニメの感想を書きましたが、ウィキペディアで記事を眺めていたところ関連のところに「宇宙をかける少女」というアニメのタイトルがあったので続けて観ておりました。物語の導入から回の終わりの幕の引き方、情報の小出しの仕方など前半は神がかり的に面白いアニメでした。物語を最後まで観てみると明確には語られない背景も色々と読めたりします。

普段なら粗筋やネタバレを含むような感想は避けるのですが、なんだか語りたくて仕方がないので書きます。未見の人は以下の文章は注意の事。

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舞台は宇宙。人類の殆んどが宇宙コロニーに住まう世界。物語は、姉であり獅子堂財団総帥である獅子堂風音に結婚を言い渡され、逃げ出した主人公・獅子堂秋葉(17歳・女子高生)が、クラスメートに見つけてもらった家出先の潜伏場所に向かう途中に突如出現した人工知能を持った宇宙コロニー(ブレインコロニー)・レオパルドと出会うところから始まります。

50年前に宇宙の辺境で行われていた人工知能に管理された宇宙コロニーの開発の最中に、ブレインコロニー・ネルヴァルとそれに従うブレインコロニーが人間に反乱。熾烈な戦いの末に人間側についたブレインコロニー・レオパルドと獅子堂神楽を中心とする獅子堂評議会によって討伐されたものの、ネルヴァルの人工知能の部分は逃げ延びており50年の歳月をかけて復活。再びネルヴァルと戦う為に自己を修復しようとしているレオパルドのパートナー「宇宙をかける少女」に選ばれた獅子堂秋葉は流されるまま彼を手伝う事に、と序盤の粗筋はこんな感じ。


後半に差し掛かると少し面白さが失速するのですが、それには主人公である獅子堂秋葉のキャラクター付けが原因があると思います。彼女は「自分が何をやりたいかもわからず、無為に日々を過ごしていて、とりたてて突出した特技も無い」という主人公にあるまじきキャラクター。それゆえか物語の中心にいるようで実は物語を動かしているのは周囲の人間という不思議な展開が描かれています。

秋葉が人間管理用の箱(※中に入ったままだと食事をはじめ至れり尽くせりで外界のわずらわしさを感じずに閉じこもっていられる)に入れられた時に脱出するきっかけになったのは親友であるイモちゃんの必死の呼びかけだし、秋葉を助ける為に爆弾に特攻してネルヴァルに人間の善性を見せたのもイモちゃんだし、主人公サイドでネルヴァルとのファーストコンタクトを果たしたのも実は生きていたイモちゃんだし、ネルヴァルとの会話で彼が純粋な悪ではなく純粋に人間の事がわからなかったから洗脳や前述の箱詰めによる機械的管理を行ったのであって過ちを正す姿勢があり理解しあえる存在だと視聴者にしらしめたのもイモちゃん。一方で秋葉はネルヴァルの元にいるイモちゃんを助けにいこうとするものの簡単に風音に言いくるめられて納得しかけるしで、物語を通して精神的に殆んど成長しません。イモちゃんは将来の夢も展望もしっかりあって学習意欲もあって学校生活も充実していて善性に溢れる、秋葉よりもよっぽど前向きで主人公らしいキャラクター。秋葉自身が「私は宇宙をかける少女に向いていない」と呟くのも無理はありません。

あとひとつの失速の原因は、秋葉の影となる存在として描かれる予定であったであろう、ネルヴァル側についた「かつてはモデルとして成功していたけど心の弱さから挫折し、コンプレックスを肥大化させた」反抗期少女の妹ナミに対して秋葉が光の存在になり得なかった事にあると思います。最終的にナミは暴れるだけ暴れたあと、ネルヴァルの洗脳が解けた獅子堂神楽に倒されて「コンプレックスの源が他人に依存しなくては生きていけない弱い心にある」事を突きつけられるのですが、ここでも主人公の秋葉は不在です。秋葉が同じ台詞を吐いても説得力皆無なので仕方がないといえば仕方がないのですが主人公として空気すぎて感情移入のしようが無いという・・・。ついでにいうと、秋葉のパートナーであるレオパルドも最初から最後まで馬鹿のままで成長が殆んどありません。

物語として、たまにはこういう切り口のものがあって良いとは思うのですが、物語を最後まで観終わった後に秋葉以外のキャラクターに関しては「その後」を思い浮かべる事ができるけど・・・、というモヤモヤ感がぬぐえません。獅子堂秋葉のキャラクター付けはアニメを一番よく観るであろう層に対して結構辛辣であるとも思います。物語を通して一番感情移入できるのがイモちゃんとネルヴァルという不思議。作品としては大変に面白く、個人的な評価はAかな。