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AMAKOMA-YA
熊本の妖怪
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twitterでやっている伝承妖怪お題絵・・・ではありません。番外編。

不知火【シラヌイ】:九州有明海、八代海に伝わる。旧暦八月の風の穏やかな新月の夜などに、遠くの海に赤い火が並列して無数に現れるという。龍神が灯す火であると考えられ、これの現れる日は漁を禁じたという。(及川儀右衛門『筑紫野民譚集』など)

不知火というのは蜃気楼の一種で、始めは一つか二つ、「親火(おやび)」と呼ばれる者が出現し、それが左右に分かれて数を増やしていき、最終的には数百から数千もの火が横並びに並ぶそうです。(wikipediaの「不知火」の頁より。)なので忍者漫画の分身の術のような感じに描いてみました。本当はもっと炎を小さく描くべきなのでしょうけど。

普通の炎だと海面に照り返しができるだろうけど、蜃気楼の炎の場合はどうなのでしょうね。また、伝承にある「赤い火」というのは蜃気楼の元となったの船の漁火によるものだろうし、現代だとライトの白っぽい明かりが横に広がっていくのでしょうかね?

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