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AMAKOMA-YA
伝承妖怪お題絵:第12回
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煤け提灯【ススケジョーチン】:新潟県に伝わる。暑苦しく、雨の降る晩に、火の玉がフワリフワリと飛び回る。葬式の時の湯灌で使った湯の捨場から飛び出すという。(『高志路』五巻十一号「地言葉と農民生活(三二)(送葬篇)」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の12月のお題。「煤け提灯」という名は、煤けた提灯越しに見えるようなぼんやりした明るさの怪火ゆえなのだと解釈しました。提灯模様は必要ないと思いましたが、名は体を表すということで描き込みをば。

ただ困ったのが湯灌の湯の捨て場。ざっと検索にかけたところ、床下などの日のあたらない所に捨てるとあるのですが・・・。これって一般家庭の話かな?怪火が発生するほどとなると、日常的に湯が捨てられていた、すなわち寺の一角に捨て場があるものとして描いています。剃った毛髪も一緒に捨てられてる、みたいな感じで。