熊本の妖怪
マヨフ瀧の女【まよふたきのおんな】:加藤清正の次男がマヨフの瀧に行ったとき、女と25人の武士に襲われた。次男はすべてを仕留め、煙草を吸って一服していると、死んだはずの女が袴の裾をくわえて離さないので、小柄を口に差込みこじ開けてみたら、女は歯無しだった。(濱田隆一『郷土研究』六巻三号「肥後天草島の民譚(四)」)
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/064...女は武士(野武士?)の一味と言うより、攫われるなりして飯炊き役をさせられていたといった、可哀相な境遇の人だったのではないでしょうか。歯が無いのは野武士に散々殴られた挙句に全て折られてしまったからで、加藤清正の次男が賊を退治してくれて解放されると思ったら、一緒くたに斬られた無念の想いが裾をくわえさせた・・・というイメージで描いています。歯がない者が小柄を差し込まないと開けられないほどの力で袴を咥えていたのだから、さぞかし強い怨念だったのでしょうね。
似たような構図と面積配置が続いたので女の顔のアップで攻めてみました。
マヨフ瀧の女【まよふたきのおんな】:加藤清正の次男がマヨフの瀧に行ったとき、女と25人の武士に襲われた。次男はすべてを仕留め、煙草を吸って一服していると、死んだはずの女が袴の裾をくわえて離さないので、小柄を口に差込みこじ開けてみたら、女は歯無しだった。(濱田隆一『郷土研究』六巻三号「肥後天草島の民譚(四)」)
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/064...
女は武士(野武士?)の一味と言うより、攫われるなりして飯炊き役をさせられていたといった、可哀相な境遇の人だったのではないでしょうか。歯が無いのは野武士に散々殴られた挙句に全て折られてしまったからで、加藤清正の次男が賊を退治してくれて解放されると思ったら、一緒くたに斬られた無念の想いが裾をくわえさせた・・・というイメージで描いています。歯がない者が小柄を差し込まないと開けられないほどの力で袴を咥えていたのだから、さぞかし強い怨念だったのでしょうね。
似たような構図と面積配置が続いたので女の顔のアップで攻めてみました。