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AMAKOMA-YA
今日の19時~20時に放送されていた「フェアウェイの華となれ~古閑美保 父とつかんだ賞金女王」を観たのですが、正直な所、なんと感想を述べていいのかわからない番組でございました。

その父親は「巨人の星」の熱烈なファンで、娘を将来プロ野球選手に育てるべく小さな頃より身体を鍛えさせていたそうです。が、当時は高校野球やプロ野球は女性に門戸を開放しておらずゴルフに転向。ゴルフ教室に通わせつつも、平行してゴルフについて門外漢であるにも関わらず思いつきの特訓を娘に課すなどしていたそうで・・・。亀田親父や横峯パパよりは人格的に柔らかそうではあるものの根っこの部分は似たり寄ったりなのは疑いようもなく、結果的に古閑美保はジュニア時代に華々しい結果を残し、ついには2008年の賞金女王にまで上り詰めたのだから父親当人にとってはさぞや幸せな人生でしょう。

でも古閑美保としては違う本音、仮に子供の頃は半ば洗脳されていて見えていなくても、年を取り社会に出て見えるようになって感じるに到った心の内が色々ありそうな、むしろそっちを知りたいような気がしました。(亀田三兄弟にはそういった部分は未だになさそうに思うのだけど、古閑美保にはありそうな気がしました。)

それにしても、両親が古閑美保にばかり目がいっていた為に相手にされていなかった妹さんが不憫でなりません。父親が四国四十八箇所巡りを行った際も己と古閑美保についての祈願はしたものの、奥さんともども名前すら出てこなかったし、インタビューでも事あるごとに「美保、美保~」って、2人の娘に対しウェイトが均等ではないのは誰の目にも明らかで・・・。そりゃグレるわ。

最後まで番組を観たわけではなく、残り15分ほどで居た堪れなくなってチャンネルを変えてしまったのですが、上記のような部分を無理やり感動仕立てにせずに視聴者の受け取り様にまかせる淡々としたつくりは最近の民放の番組にしては公平で評価できるものかもしれません。