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数日前の昼食時にNHKで放送されている「ゲゲゲの女房」を初めて数分程度見たのですが、原稿用紙が小さいのが気になりました。あれってA4原稿用紙のような気が。貸本だからあのサイズなのかな。


昨日の「鉄腕DASH!!」で鎌倉彫が登場していましたね。漆のものにしては工程数が少なくて楽そうな感じでしたが(蒔絵や螺鈿だと下地つくりの工程がもっと多くて大変)、もっと絵心というか、そういった分野に向いた人たちがテレビで取り上げてくれたら漆の魅力も伝わりそうなんだけどなぁ。色眼鏡のせいかもしれないけど、教える側も教わる側もあまり楽しんでなさそうな感じでした。それにしても「まこも」の栽培の様子を見るに、2008年の頃から番組で漆を取り扱う事を視野にいれてたんですね。

http://www.kougei.or.jp/crafts/0507/f050...

学生の頃に漆工芸を専攻していましたが、北陸の学校だけあって鎌倉彫は講義で話題程度にしか扱われなかったのですが、これ(URL)を見てると学生のうちに一度やってみればよかったなぁ、と思ったりして。
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朝青龍が引退表明しましたね。酔っ払って知人の男性を車の中で暴行、その際に鼻を折られた被害者が近くにいた警察官に助けを求めたのが騒動の切っ掛けだったわけですが、この件については若干の胡散臭さは残るものの、過去にも怪我を理由に休場したのにもかかわらずサッカーに興じてる姿をマスコミにスッパ抜かれたり、他のモンゴル出身の力士と揉め事を起こしたり、今までが今までだったのでねー・・・。

会見での物言いを見る限りでは、「土俵の外で何をやったとしても相撲で勝てば問題ないんじゃないのか」という考え方が未だに根底にある様子。今回の騒ぎにしても、示談が成立すれば済むという話ではなく、場所中にたがが外れるほど酔っ払う事がそもそも反感を買っているわけで、国技であるが故に横綱に求められる素行や品格といったものを最後の最後まで理解できなかったのでしょうね。

それにしても、たまたま観ていたTBS「総力報道! THE NEWS」の話ですが内田裕也・倖田來未・亀田興毅にインタビューでコメントを求めるって、必然性も無いし、人選が意図的すぎるだろー。と、いうかこの番組の偏向報道っぷりは異常と言う話も(政治の話題など特に)。
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OVAの「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」の第1話~第6話を観ましたよ。感想はというと、ストーリー、演出ともにイマイチな感じ。

ストーリーに関しては、おそらくは手代木史織原作のものを忠実になぞっているのでしょうが、冒頭からしてのサーシャ登場のタイミングなど上手いとはいえないので色々と改変してくれれば良かったのにと思わなくも。

さらに演出面では戦闘シーンに迫力が感じられないのがなんとも。車田正美原作の星矢は「速度」が重要なキーワードで、荒木伸吾が作画監督を務めたのTVシリーズでもそれを踏まえた演出がなされていたのですが、OVAの「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」にはそれが見受けられません。アニメの荒木伸吾担当の回のように、敵のそばを一瞬ですり抜けた後に少しの間を置いて相手が破片を撒き散らしながら倒れるとか、技をくらった直後に顔のアップがビヨーンと歪んでから吹き飛ぶとか、おなじみの受身もへったくれもない顔面から地面に落下する「車田落ち」とか、アゴを上を向いたまま吹き飛んでいく「車田飛び」とか、OVA「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」のスタッフは過去の作品から破壊のカタルシスを勉強すべきだと思います。黄金聖闘士である魚座アルバフィカと冥界三巨頭の1人である天貴星グリフォンのミーノスとの戦いも本来ならアテナ陣営とハーデス陣営のトップクラスの戦いであるにも関わらず、迫力が足りないから青銅聖闘士か白銀聖闘士レベルにしか見えなかったし。

あとテンマの成長に関しても、例えば天傷星マンドレイクのヒョードルが倒された後に訃報を聞いた別の冥闘士が「所詮あいつは白銀聖闘士程度の実力しかない男」といった感じで実力の程を示しつつ扱き下ろしてくれたりすると、テンマがステップアップしていっている事をアピールできたりするのですが、そういった演出面での組み立てやハッタリ感も足りません。原作をそのままなんて考えなくていいから、その辺りの計算ができる脚本家や演出家が居れば良かったのに!・・・と、今さら述べたところで手遅れだけど。

車田正美原作やTVシリーズに初めて出会ったのは小学生の頃ですが、その頃の自分にこのOVAを見せてもはまらないような気がします。どうせ映像化するなら足りない部分を埋めてくれよぅ・・・。と、文句と言いつつも先の巻がリリースされたら一応は観るんだろうな。
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23日に日本映画専門チャンネルで「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」と「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0」を放送してたので観ましたよ。(「スッキリ!!・クロラ The Sukkiri Crawlers」も録画したものの、これはまだ観ていません。)


「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」は初めは妙な雰囲気の妙な世界観という印象が強いのですが、最後に伏線が絡み合い筋が見えてくると面白い映画でした。キルドレではない大人のパイロットであるティーチャが現実世界のゲームプレイヤーで、死んでも全く同じ外見のモノが補充される存在であるキルドレ達がゲーム内のNPC。そんな環境に違和感を感じたNPC達から見た物語が「スカイ・クロラ」なのかな、と思ったけど、そんな単純なものでもない様子。でも少なくとも、物語を構築する上で発想やイメージの側面にはあったのではないかと思います。


「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0」は1995年に公開された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のリニューアル版なのですが、制作意図がサッパリわかりませんでした。冒頭の素子がイマイチな出来のCGで描かれていたり、背景のカットや細かい描写や台詞が追加されてはいるのですが、むしろ蛇足に近い印象。

物語においての最大の変化は、「人形使い」が1995年公開版では「彼」と呼ばれ男の声優が起用されていたのに対し、2.0では「彼女」と呼ばれ主人公である素子と声質が似た女の声優が起用されている事。そしてそれにより、物語の持つニュアンスが変わっています。

2.0における人形使いの声優である榊原良子さんの演技が1995年公開版の声優である家弓家正さんのそれを強く意識していると思われる辺り、1995年公開版ありきの2.0で、「人形使い」の声優の交代による物語の持つニュアンスの変化こそが作り手の見せたかった最大のものなのでしょうが、わざわざ2.0と銘打って公開する程のものでも無いよーな・・・。

1995年に「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を映画館で観た時には、映像はもちろんの事、観客に対して突き放した部分と当たり前の読解力があるならばテーマを理解するに十分な展開や描写の絶妙なバランスに感嘆したものです。そういった部分も2.0は負けていたように感じました。
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先週からFOXチャンネルで「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」の第4シーズンが始まりましたね。

第3シーズンの最後でギブスがディノッゾにチームを譲ってNCISを去ったのを受けて、当分はギブス不在のままのチームの活躍が描かれるのだろうなー、と想像していたら、まさかの第1話目からの御登場。もっともNCISには戻らないと言い切ったし、1話限りの出演でここから本当に暫く登場しなくなるのかもしれませんが。

態度や服装から見てもディノッゾとマクギーの二人はかなり気が緩んでいる御様子。ディノッゾに至っては応援に来てくれたギブスに対して強気に出られないくせに「チームはオレのものです」と反抗心を覗かせているあたり・・・今後の展開は彼らにとって手痛い失敗が待ってるような予感がします。(そっちの方向に進まないとギブスが戻ってくる余地が無くなってしまうし。)

で、感想としては正直言ってイマイチな感じでした。「第3シーズンの初っ端(第2シーズンのラスト)のケイトの死→ジヴァの加入→ジヴァがチームの一員として溶け込んでいく過程→ギブスの記憶喪失」の流れが神がかり的に面白かっただけにねー。彼らの掛け合いに不可欠だったギブスが上司では無くなってキャラクターの立ち位置が揺らいでいる感じかな。特にディノッゾ。
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気がつけば二週間近くHPの更新をしていないわけでございますが、その間に何をしていたかというと「BLOOD+(2005年制作のアニメらしいです)」を観ていました。

で、感想はと申しますと、単調な勧善懲悪のストーリーではなく、登場人物の行動原理や感情の機微がよく判る、とても良いアニメでございました。突き詰めると諸悪の根源は初代ジョエルとアンシェルであり、それ以外は被害者ですよね。全話を観終わった後、「もう一回はじめから観たいなー」と思わずにいられなかったのは久しぶりかな。個人的には最高評価の部類(A+)に入ります。


監督の藤咲淳一とキャラクターデザインの箸井地図の名前は頭に刻んでおこう(今更と言われそうだけど)!
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現在、熊本県立美術館で開催されている「栄光のルネサンスから華麗なロココ -西洋美術400年の精華-」に行って来ました。正直に言うと、どうせ大した作品はこないだろうなと期待していなかったのですが、 それなりに良い感じでした。

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ジャン=マルク・ナティエ「花の神フローラに扮する女性」

ただ、価値のある(あるいは状態の関係?)と思しき絵画には額縁にガラスが張ってあったのですが、これが照明を反射して見難いの何の。オマケに自分の姿や周囲にいる他の御客さんの姿も映りこんでいて、どうにも鑑賞に集中できないという・・・。あと、照明の関係でしょうか、色の幅が見辛かったのも何とも。正直なところ、展覧会カタログのほうが余程良く見えるというのも何点もありました。ここ熊本県立美術館だけじゃなく熊本市現代美術館もそうだけど、熊本の美術館は照明の配置や明るさといった気配りが昔からイマイチな気がします。

展覧会カタログを買おうかな、と迷いましたが、展示内容に感嘆して買いたいというより、「展示が見辛かったから」というのが動機だったので止めました。すんなり鑑賞に集中できていれば抱いた感想も違っていただろうと思うと、なんか腹が立って。
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ラポートから大都社に引き継がれて発行されていたファンロードが再び休刊するらしいですね。かつてラポートが倒産したと聞いた時には名残惜しいと思ったものの、考えてみれば雑誌の内容や形態が既に時代に合わないのは否定できないのかもしれません。

かつてファンロードは創作活動に勤しむ人たちの集いの場にして腕試しの場、あるいは宣伝や共通の認識を作り出す場でした。でもインターネットが普及してからは自作のイラストを不特定多数の人に見て欲しければウェブサイトを作れば済むようになり、腕試しがしたければpixivなどイラスト投稿サイトで反応を窺えばよくなり、討論・ネタ会話についても2chやmixiのコミュニティが代用してくれるようになりました。しかも、紙媒体のもの全てに言えることですが、入稿→出版まで時差ができるのに対し、インターネットにはそれがありません。それらを考えると次の復活は無いか、あったとしても短い期間で再び休刊に追い込まれそうな気がします。


ところで、最近ではアニメ誌やラノベ誌といったオタク向けの本が多数出版されているらしいのですが、購買者の年齢層はどういったものなのでしょうね。

私とファンロードの出会いは小学生の頃で、本屋で表紙が気になって手にとって見てみたら島村春奈のパロディ漫画「聖闘士ダ星矢」が連載されていて、当時は車田正美にはまっていた事もあって興味を強く惹かれたけど、何だか表紙や紙面が濃すぎてレジに持っていくのが恥ずかしくて中学生になるまで買えませんでした。で、中~高校時代の間で4年くらい購読していたかな。

ちなみに自分にとって中学生時代が一番濃いオタクだった時代で、他にもニュータイプやドラゴンマガジンも購読していました。(高校生になると買うのを止めてしまいましたが。)

ラノベに関しては小学校5年生の頃にイラストにつられて読み始め、中学生の頃が一番はまっていた時期で、高校に入ると読む本の中でラノベの比重が徐々に減っていき、高校を卒業すると本屋のラノベコーナーの前に立つのが気恥ずかしいと感じるようになり、それでも気になる作家やタイトルだけは細々と買い続けたけども、二十歳くらいで完全に卒業、といった流れでした。

漫画やアニメ・ラノベといった文化は精神年齢による感受性や読解力によって受け取り方が大きく異なるものだと思います。自分の経験に照らし合わせてみると、小学生の頃に好きだったラノベを高校生になって読み返してみた時に、いかにも台本に毛が生えたような文章で読み物として堪えないと感じて「何故こんなのが好きだったのかなー」と思わざるを得なかったり、逆に小学生の頃に菊地秀行や夢枕獏の小説を買ってきて読んでみたけど、暴力描写や性描写がピンとこなくてワケがわからないと感じていたものが高校生になると普通に読めて面白いと感じるようになったり。

アニメ誌やラノベ誌、イラスト投稿誌といったものは(仕事を貰って献本で送られてきたもの以外は)かれこれ10年近く買ったことはおろか手に取った事も無いような状態なので正確にはわかりませんが、氾濫するということは、もしかするとゲームと同じでそれらの雑誌も昔に比べて対象となる年齢が引き上がっているのかもしれません。冒頭でファンロードについて述べましたが、昔から紙面が全く変化していなかったのか、それとも時代に合わせて変化を続けていたのか、それすら知らないので休刊について感想を述べるような立場でも無いかもしれませんけど。