Entries

2012年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Icon of admin
AMAKOMA-YA
熊本の妖怪
20240301113209-admin.png

シバカキ【シバカキ】:熊本県玉名郡に伝わる。夜に路傍で石を投げるものだという。(柳田國男『妖怪談義』)

シバカキは、熊本県玉名郡南関町に伝わる妖怪。夜、外を歩いているときに路傍から石を投げてくるといわれている。正体について言及した伝承は確認されていないが、単なるほかの人間の悪戯が妖怪と見なされたとの説もある。(wikipediaの「シバカキ」の頁より。)


名前から推測するに、柴の垣根のある家に排他的な人物か一家が住んでいたのではないかと思います。石を投げるのは侵入者を拒む目的があるか、あるいは追い出すという行為でしょう。で、近所の住民が「柴の垣根のある家には何をされるかわからないから近づくな」と戒めていたものが「シバカキには近づくな」→「シバカキがいるから近づくな」と変化したのではないかなぁ。昔は誰もが苗字を持てたわけではないし、鼻つまみ者の渾名が転じたものはないかな、と。まぁ妄想ですけど。

イラストのシバカキは柴の垣根でテリトリーを築きつつ、侵入者は石を投げて攻撃するけど、自分たちのテリトリーに入った品物に関しては自分たちのものだと主張する強欲妖怪夫婦、みたいなイメージで描いています。

20240301113214-admin.png
Icon of admin
AMAKOMA-YA
熊本の妖怪
20240301112742-admin.png

白坊主【シロボウズ】:熊本県天草郡本渡町の中央にあるクスノキの中に住み着いている白髪の老婆が白坊主の母親だといい、そのクスノキのそばを夜に通ると、老婆が白坊主の着物のための糸を紡ぐギーギーという音が聞こえたという。この木を切ったところ、真っ赤な血があふれ出したといわれる。(wikipediaの「白坊主」の頁より。)

同じ名称の伝承が各地にあるけど、容姿も内容も異なる白坊主さん。特に熊本のは、「それって白坊主ではなく、白坊主の母親の伝承なんじゃね?白坊主本人は登場しないし!」と、いうことで熊本に伝わる「白坊主の母」の絵です。老婆の口から出ていいるウネウネは『百鬼ノ図』の白坊主を拝借してます。


夢の無い話をするならば、遠い昔にクスノキにのそばにアルビノか色素の薄い子供を持った母親が住んでいたのではなろうかと思います。「この木を切ったところ、真っ赤な血が~」のくだりからは、迷信深い時代であるゆえに気味悪がられた挙句に親子は殺されてしまい、それがこの伝説の元になったのではと推測するのだけど、飛躍しすぎだろうか。

20240301112748-admin.png
1898年12月21日に町山口村が本渡町に改名。最終的に2006年3月27日に天草市と合体するまでに本渡町の名前で近隣とくっつきまくって時期によって本渡町の指す地域の広さが全然違うんだけど・・・。元となった文献がいつ書かれたのかわからないので、がとりあえず1898年の段階の本渡町の真ん中あたりに赤丸を置いてあります。
Icon of admin
AMAKOMA-YA
熊本の妖怪
20240301112543-admin.png

twitterで相互フォローしている方が妖怪関係の郷土玩具について調べていらっしゃったので、熊本には「お化けの金太」がいるぞー!と主張しようと思って調べてみました。

熊本城がつくられている頃に「おどけの金太」という有名なひょうきん者がいたそうで、元々はそれの玩具だったのが、いつしか名が変化し「お化けの金太」になったとか。由来を聞くとお化けの玩具と言ってよいのかわからなくなったという・・・。赤い顔してるのに!気持ち悪い目をしてるのに!舌を出すのに!どうりでWikipediaの熊本の妖怪のところにいないはずだよ!築城の際の事故で死んだおどけの金太が化けてでたとか気の利いた事をいっておくれよ!
Icon of admin
AMAKOMA-YA
伝承妖怪お題絵:第6回
20240301112408-admin.png

ヨバシリ【ヨバシリ】:山口県阿武郡相島に伝わる。海上で船が白帆を捲いて走ると、向こうも走ってきてこちらを惑わすという。灰を撒いて音を立てると消えるという。「夜走り」という意味か。(瀬川清子『旅と伝説』通巻一三〇号「相島日記」)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の6月のお題。イルカやサメの背びれがイメージの中心ではあるのですが、海上のモノと海中のモノのセットとして描いたので二人一組の手長足長の特徴を取り込みつつ、海の怪異は火に関係するのものも多いので、それも取り込みました。夜の海の暗さを考えたら、光ってないと接近がわからないんじゃないかというのが理由。絵では帆を捲いてないけど気にしない。あと、帆の形状も調べずに描いて酷いことになってるけど気にしない。

2012年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

Icon of admin
AMAKOMA-YA
聖闘士星矢Ω・第9話ー。今回も面白かった。Ωの結末って、偽アテナの謎の少女が新しいアテナになり光牙が新たなペガサスとして城戸沙織と星矢の関係を引き継ぐというオチかな。で、最後は完全に人間になった沙織と星矢が結ばれるとか。無印や他の派生作品ではアテナとペガサスの神話の時代からの輪廻による結びつきに述べられたりしてるけども、魂そのものが世代交代するような感じで・・・と想像を巡らせてみたりして。それならパンドラボックスや聖衣のオブジェ形態の廃止→クロストーン導入も許せそうな気がする。

今回で学園編は終わり、というか本当に展開が早いな。ユナや栄人、蒼魔、龍峰はともかく、光牙や視聴者が崩れゆく学園を見て感傷にひたれるほど時間は経ってないという。檄先生が見せ場をもらってましたが、技を出して欲しかったなぁ。ハンギングベアー以外でΩオリジナルの。市さんはどこにいったんだろ。活躍して「勝敗は常に顔で決まるのだよ」って言って欲しかった。

学園長によってマルスに差し出されていた生徒は小宇宙を吸い取られて死んでるそうで、前回の感想で予想した裏切った白銀聖闘士や洗脳された白銀聖闘士との同士討ちはなさそう。で、もう星矢再登場かよ。展開はやいなー。全何話なんだろう。全13話と言われても驚かない駆け足具合だ。

マルスが既存の十二宮を破壊して、ここに新たな十二宮をつくると言ってたところを見ると、そのあとは十二宮編に突入するのかな。無印の十二宮編は黄金聖闘士に主人公たちに因縁がある者も多かったけどΩでは正式な黄金聖闘士で残ってるのは二人だし、残りをマーシアンで埋めたとしても無印みたいな盛り上がりは無いと思うんだけど。因縁話って蒼摩の父親を殺した謎のマーシアンくらいしか・・・。
Icon of admin
AMAKOMA-YA
加藤清正
20240301112047-admin.png
熊本には「加藤清正、虎退治!エイヤッ」というジャンケンみたいな遊びがあります。加藤清正:槍を構えるポーズ(人食い虎より強く、母親である婆さんに弱い)、虎:両手を上げて威嚇するポーズ(婆さんより強く、加藤清正に弱い)、婆さん:片手を腰に杖をついたポーズ(加藤清正より強く、虎に弱い)それで遊んでいる絵です。この絵の鎧は加藤清正が所有していたとされる金小札色々威片肌脱胴具足を描いています。胴の部分が特徴的な変な鎧です。しなびたおっぱいがついてるように見える・・・。

TINAMIで開催されているスマイルゼノンコンテスト用に描いた絵です。TINAMIにいくと原画サイズ(1750×1180ピクセル)で見ることが出来ます。テーマが好きな戦国武将の笑顔だったので加藤清正にしました。雑誌掲載時にはモノクロになるいうことなので最初からモノクロ、そしてかなり縮小されるであろうことを考慮してシンプルに。
Icon of admin
AMAKOMA-YA
聖闘士星矢Ω・第8話ー。今回もなかなか面白かった。話がというよりもカットが!!光牙の扉の前のグダグダした感じの手の伸ばし方といい、学園長の攻撃をくらって顔を上に向けながら苦しむ様といい、無印の荒木伸吾さんを強く踏襲していましたねー。他にもありましたが、懐かしい荒木節の表現を見るたびに嬉しくなります。

学園長が黄金聖闘士で裏切り者だったわけですが、ちゃんと「既に引退していた私をアテナが学園長に~」と説明してましたね。無印の山羊座の黄金聖闘士のシュラよりも高齢だしな。黄金聖闘士の強大さの表現については小宇宙の大きさの一言で片付けられましたね。Ωで拳速について全くふれないのは何故なんだろう。学園長が使う技は「相手の身体を自由に操る」というチートっぽいものでしたが、糸が無いコズミック・マリオネーションと考えると三巨頭のミーノスに近いくらいの実力はあるのだろうか。でも駆け出し青銅聖闘士の光牙の攻撃を指2本使って受け止めたり、無印の黄金聖闘士と比べてずいぶん弱そうにも見えたんだけど。

学園長の「卒業生をマルスの下に送っていた」という台詞と、主人公たちの戦闘能力のステップアップというセオリーから推測すると、次の展開は裏切った白銀聖闘士や洗脳されて操られている白銀聖闘士との同士討ちでしょうかね。でも、あると思った光牙-龍峰戦でギャラクシアン・ウォーズの星矢-紫龍戦の再現も無さそうな感じだしなー。一回戦のコンパス座との戦いは、それによって敵を観察することを学習した光牙が龍峰の廬山昇龍覇を撃つ時の癖を見抜いて・・・、とする前フリだと思ってたんだけど、なし崩しにセイントファイト終わりそうだな。この展開の駆け足っぷりを見てると、企画段階で想定していた話数を切り詰めてるのではなかろうかと思わなくも。
Icon of admin
AMAKOMA-YA
伝承妖怪お題絵:第5回
20240301111547-admin.png

イデモチ:熊本県球磨郡に伝わる。さかま淵の主で、腹にある吸盤で人を取り殺すという。淵の底に障子が立ててあって、その中にいるともいう。(『綜合日本民俗語彙』)

twitterでやっている伝承妖怪お題絵の5月のお題。「腹にある吸盤~」というくだりをみて、ハゼにはヨシノボリといった腹ビレが吸盤状になった種類がいたなー、と連想してハゼをベースに。次に「腹にある吸盤で人を取り殺す」というくだりで、腹にある吸盤を取り殺す対象に接触させるとなると、相撲取りががっぷり四つになってる姿しか思い浮かばなかったので、このような外見とあいなりました。球磨川には大小さまざまな瀬や淵が100以上あるらしいので、「さかま淵」と呼ばれる場所も残ってるかもしれませんね。きっと遠い昔のさかま淵には普通のハゼよりひとまわり大きい、主と思えちゃうようなのがいたに違いない。

20240301111807-admin.png
白地図の配布元
http://www2m.biglobe.ne.jp/~ZenTech/japa...