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2009年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」
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「CSI:NY」
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↑似ていないけど、マック・テイラー。

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↑ステラ・ボナセーラの顔を見るたびに渋谷モヤイ像を思い出していたので掛け合わせてみたところ、あまり似てなかったという図。
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今期のアニメで観ているのは「真マジンガー 衝撃!Z編」と「グインサーガ」のみですが、それらも残すところ数話で終了。これまでの評価はというと面白いのか面白くないのか微妙な感じ。


「真マジンガー 衝撃!Z編」は数話ずつ幾つかのエピソードに分けられているのですが、それらのエピソード全てが緩急でいうところの急、あるいは波でいう高いところばかり。一見すると高いテンションが持続しているかのように見えますが、実際は空回りぎみという印象をぬぐえません。

それらは間に「あしゅら男爵やブロッケン伯爵が機械獣を引き連れて光子力研究所に襲い掛かってくるけどマジンガーZに返り討ちにされる」という変哲もない話を幾つか挟んで(ちゃんと描いて)こそ映えるというものでございます。

おそらくは「作り手が描きたいこと」に対して2クールという期間があまりにも短い為に故意にやっているのでしょうが、「積み重ね」が端折られている為に兜甲児が成長しているようにはあまり感じられないし(マジンガー軍団と打ち解けるまでの描写や菊ノ助さんに修行をつけてもらう描写は一応はあるけど)、ゴッドスクランダーも満を持して登場!という風には感じられなかったし、兜甲児と弓さやかの仲もいつの間にか接近しちゃってるし。そもそも脇役が目立ちすぎてて兜甲児が主人公なのに影が薄いし。

残り数話で化けるとも考えにくいので、個人的な評価はC~C+くらいで終わっちゃうだろうな。1972年~1974年放送のアニメを観ていた世代の人はどんな感想を抱いているのでしょうね。私自身は愛蔵版の漫画やスーパーロボット大戦でしか馴染みの無い世代なので気になります。イメージを重ね合わせて「積み重ね」が端折られてる事が気にならなかったりするのでしょうか。


「グインサーガ」は原作自体も面白いのは辺境編までで、そこから先は右肩下がりなので「こんなものかなー」とも思いますが、作り手側からすれば、文章を読む限りでは違和感無く受け止めていたけども、いざ映像化してみると陳腐だったり四苦八苦した箇所が結構あったんじゃないかな。原作は高校生の頃に中途半端に読んだきりで記憶が曖昧なので断言はできませんが、軍隊の運用や戦闘描写を観ていると特に感じます。「万」という単位は出てくるけど、全然それっぽく無いし。

こちらも残り数話で化けるとも考えにくいので、個人的な評価はC~C+くらいかな。
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「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」の第4シーズンの第3&4話。

前回の感想では「戻ってくるの早ッ!」と述べましたが、劇中では実際には4ヶ月の時が流れているわけで、ギブス不在の間の描写が省かれている状態だったりします。戻ってきたギブスですが、なんだか今シーズンになって老け込んだような。マクギーやディノッゾが「人間が丸くなった」「おかしなヒゲのせい」と言っていますが、やっぱり前の方がいいな。このままヒゲつきで通すのでしょうかねー・・・。

第4話ではギブスの新人時代のボス、マイク・フランクスが再登場。第3話でディノッゾがマクギーに対し「プロビー(新人という意味)」とからかい、マクギーがきつい言葉で反撃したのを陰から聞いていたギブスがディノッゾが去ったあとで「自分はNCISに16年いるが、新人だった当時にボスだった人は今でも自分のことをプロビーと呼ぶ」と窘める場面があります。そして第4話で電話口でギブスはマイクにプロビーと呼ばれてる、と。こういった些細な描写で視聴者の心理をくすぐるような流れの作り方は見事だと思います。

でも、やっぱり気になるのはディノッゾの立ち位置。如何せんジヴァが元スパイという事もあってカバーしている得意分野が広すぎてディノッゾの活躍の場が少ないと言いますか。前シーズン終盤でギブスが記憶喪失の時に「ギブスならどうするか」と言いながらチームを率いたのは良い感じでした。でも、そこから一歩踏み出さないとギブスの劣化コピーのままです。前にダッキーにも「君はギブスとは違うんだ」と言われた事だし、(ふざける事以外で)彼ならではの「何か」を確立して欲しいなー。
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2009年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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23日に日本映画専門チャンネルで「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」と「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0」を放送してたので観ましたよ。(「スッキリ!!・クロラ The Sukkiri Crawlers」も録画したものの、これはまだ観ていません。)


「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」は初めは妙な雰囲気の妙な世界観という印象が強いのですが、最後に伏線が絡み合い筋が見えてくると面白い映画でした。キルドレではない大人のパイロットであるティーチャが現実世界のゲームプレイヤーで、死んでも全く同じ外見のモノが補充される存在であるキルドレ達がゲーム内のNPC。そんな環境に違和感を感じたNPC達から見た物語が「スカイ・クロラ」なのかな、と思ったけど、そんな単純なものでもない様子。でも少なくとも、物語を構築する上で発想やイメージの側面にはあったのではないかと思います。


「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0」は1995年に公開された「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のリニューアル版なのですが、制作意図がサッパリわかりませんでした。冒頭の素子がイマイチな出来のCGで描かれていたり、背景のカットや細かい描写や台詞が追加されてはいるのですが、むしろ蛇足に近い印象。

物語においての最大の変化は、「人形使い」が1995年公開版では「彼」と呼ばれ男の声優が起用されていたのに対し、2.0では「彼女」と呼ばれ主人公である素子と声質が似た女の声優が起用されている事。そしてそれにより、物語の持つニュアンスが変わっています。

2.0における人形使いの声優である榊原良子さんの演技が1995年公開版の声優である家弓家正さんのそれを強く意識していると思われる辺り、1995年公開版ありきの2.0で、「人形使い」の声優の交代による物語の持つニュアンスの変化こそが作り手の見せたかった最大のものなのでしょうが、わざわざ2.0と銘打って公開する程のものでも無いよーな・・・。

1995年に「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を映画館で観た時には、映像はもちろんの事、観客に対して突き放した部分と当たり前の読解力があるならばテーマを理解するに十分な展開や描写の絶妙なバランスに感嘆したものです。そういった部分も2.0は負けていたように感じました。
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「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」の第4シーズンの第2話。

託児施設のような場所で娘といるFBIのフォーネルの前に、4年前にギブスと彼とで逮捕した男が刑務所を脱走して現れ、フォーネルの娘を盾にしながら己を無実を訴えて事件の再調査を迫るという導入。そして家を完全に引き払おうとしていたギブスのところへフォーネルが助けを求め、ギブスが「一時的に」職場復帰を決意。

その願いに局長を訪れたところ、実はギブスの退職届は処理されておらず、現在は有給休暇中扱いで残りは6日あり、上層部への提出はその後だという。

この時点で「一時的」な復帰はありえないという先の展開が判るというもので、話の最後にはオフィスの定位置に座っているギブスの姿が。


・・・戻ってくるの早ッ!
あくまで主役はギブスという事でしょうかねー。

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先週からFOXチャンネルで「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」の第4シーズンが始まりましたね。

第3シーズンの最後でギブスがディノッゾにチームを譲ってNCISを去ったのを受けて、当分はギブス不在のままのチームの活躍が描かれるのだろうなー、と想像していたら、まさかの第1話目からの御登場。もっともNCISには戻らないと言い切ったし、1話限りの出演でここから本当に暫く登場しなくなるのかもしれませんが。

態度や服装から見てもディノッゾとマクギーの二人はかなり気が緩んでいる御様子。ディノッゾに至っては応援に来てくれたギブスに対して強気に出られないくせに「チームはオレのものです」と反抗心を覗かせているあたり・・・今後の展開は彼らにとって手痛い失敗が待ってるような予感がします。(そっちの方向に進まないとギブスが戻ってくる余地が無くなってしまうし。)

で、感想としては正直言ってイマイチな感じでした。「第3シーズンの初っ端(第2シーズンのラスト)のケイトの死→ジヴァの加入→ジヴァがチームの一員として溶け込んでいく過程→ギブスの記憶喪失」の流れが神がかり的に面白かっただけにねー。彼らの掛け合いに不可欠だったギブスが上司では無くなってキャラクターの立ち位置が揺らいでいる感じかな。特にディノッゾ。
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現在、「BLOOD+」を2回目の視聴中でございます。最終回のハジの台詞の思いの丈を頭に刻みながら1話目からの彼の挙動を見ていると、作り手の高い構成力と描写力がよく判ります。

他にもハジ関係のみならず、1度目の視聴の時にはさほど深く受け止めなかった演出がチラホラあったりします。「図書館戦争」の時にも思ったけども、Production I.Gにはその辺りの描写能力が他の制作会社とは比較できないほど高いものがありますね。クオリティの高い映像ばかりが評価されているようですが、構成能力や演出面でも評価されるべきだと思います。

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気がつけば二週間近くHPの更新をしていないわけでございますが、その間に何をしていたかというと「BLOOD+(2005年制作のアニメらしいです)」を観ていました。

で、感想はと申しますと、単調な勧善懲悪のストーリーではなく、登場人物の行動原理や感情の機微がよく判る、とても良いアニメでございました。突き詰めると諸悪の根源は初代ジョエルとアンシェルであり、それ以外は被害者ですよね。全話を観終わった後、「もう一回はじめから観たいなー」と思わずにいられなかったのは久しぶりかな。個人的には最高評価の部類(A+)に入ります。


監督の藤咲淳一とキャラクターデザインの箸井地図の名前は頭に刻んでおこう(今更と言われそうだけど)!

2009年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する